アガサ・クリスティの有名な探偵キャラクター、ミス・マープルはクリスティの祖母がモデル。
クリスティ自身は、ミス・マープルのモデルについて、特定の個人を指して「この人」と断言したことはありません。しかし、彼女はインタビューなどで、ミス・マープルは周囲にいた年配の女性たちの要素を組み合わせた存在だと述べています。特に、田舎町に住むおせっかい焼きで、人の噂話に敏感ながらも、鋭い洞察力で事件の真相を見抜くというミス・マープルのキャラクターは、クリスティが幼い頃に触れ合った女性たちのイメージと重なります。
ミス・マープルの登場は、それまでの探偵小説のヒロイン像に新たな風を吹き込みました。それまでの探偵小説のヒロインは、若く美しく、冒険好きといったタイプが多かったのに対し、ミス・マープルは老齢の女性であり、一見すると何の取り柄もない平凡な存在です。しかし、その外見とは裏腹に、彼女は鋭い観察眼と豊富な人生経験を武器に、難事件を次々と解決していきます。このギャップこそが、ミス・マープルの魅力であり、多くの読者を惹きつけた要因の一つと言えるでしょう。
ミス・マープルは、1930年に発表された短編小説「火曜クラブ」で初めて登場しました。その後、長編小説にも登場し、クリスティの代表的な探偵キャラクターとして、ポアロと並び称される存在となりました。彼女が登場する作品は、映画やテレビドラマなど、様々なメディアで映像化され、世界中で愛されています。
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