ナマケモノの祖先「ミロドン」は巨大な地上の獣だった

ナマケモノの祖先「ミロドン」は巨大な地上の獣だった
投稿日 : 2023.04.17
いきもの

4月17日は「恐竜の日」です。1923年にアメリカの学者が恐竜の卵と巣の化石を発見し、恐竜研究が本格的に始まったことにちなみます。今回は少し意外な話題、ナマケモノの祖先について。なぜナマケモノ? それは、その祖先である「ミロドン(Mylodon darwinii)」が、現代のナマケモノとは全く異なる巨大な生き物だからです。

ミロドンとはどんな生き物?

ミロドンは、最終氷期(約1万2000年前まで)に南アメリカで繁栄していたナマケモノの祖先です。しかし、約1万年前に絶滅したとされています。この名前は、ナマケモノを分類した著名な生物学者チャールズ・ダーウィンに由来しています。

  • サイズ:後ろ足で立つと体高は約3メートル、体重は1トンほど。現代のナマケモノ(体長50~60cm)とは比べものにならない大きさです。
  • 特徴:地上を歩く「地上ナマケモノ」で、長い爪と頑丈な体を持っていました。

今のナマケモノののんびりしたイメージとはずいぶん違いますよね。

草食と思われていたミロドンの食性

長年、ミロドンは草食と考えられてきました。糞の化石や、当時の南アメリカの草原環境から、植物を主食にしていたと推測されていたのです。しかし、近年の研究で新たな事実が明らかになりました。

  • 毛の分析:ミロドンの毛から動物性タンパク質が検出され、肉食の可能性が浮上。
  • 食性の変化:草食だけでなく、雑食または状況に応じて肉も食べる「選択食」だったと考えられています。

氷期の厳しい環境で生き延びるため、柔軟に食事を変えていたのかもしれません。

ミロドンの仲間と絶滅の背景

ミロドンの近縁には、オオナマケモノの仲間であるグロッソテリウムがいます。南米からアメリカ、メキシコへと生息範囲を広げましたが、約1万年前に絶滅しました。その原因は、移住してきた人類による狩猟や、氷期の終わりによる気候変動だとされています。

話が少し飛びますが、3メートルの毛むくじゃらのミロドン、なんだかイエティの正体みたいじゃありませんか? いつかこの謎を調べてみたいものです。

ナマケモノの進化を動画で

ミロドンから現代のナマケモノへの進化に興味がある方は、以下の動画をチェックしてみてください。ナマケモノの歴史が分かりやすくまとめられています。

Animal Origins: ナマケモノの進化

まとめ:ナマケモノの意外なルーツ

ナマケモノの祖先ミロドンは、3メートルの巨体で草も肉も食べる、現代のナマケモノとは別世界の生き物でした。恐竜の日にこんな話題を取り上げましたが、動物の進化って本当に面白いですよね。次は、イエティとミロドンの関係をちょっと調べてみるつもりです! あなたはどんな動物の進化が気になる? ぜひ教えてください。

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