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体温が45℃になっても生きられる哺乳動物「オリックス」

体温が45℃になっても生きられる哺乳動物「オリックス」

投稿日 : 2022.06.28
どうぶつ

2022年の日本の本格的な夏はまだ先なのに暑い!!6月25日に群馬県伊勢崎市では40.2度を観測しました。気象庁によりますと国内で6月に気温が40度を超えるのは観測史上、初めてだということです。体調にはくれぐれもお気をつけください。

人は気温が-50℃から+50℃くらいまで生きられるみたいですが、衣服、食料、水分、塩分が豊富に利用できる環境が必要です。そんな様々な条件が必要となりますが、野生の動物には常に生きるための条件が揃うとは限りません。今回は、高温化でも生きられる『オリックス』をご紹介します。

オリックスは、ウシ科オリックス属に分類される偶蹄類。体長は190-193センチメートルほどで、半砂漠や草原、サバンナに生息し、オスを中心とした10-50匹からなる群れを形成して生活する。老齢化したオスは群れを離れ単独で生活することもある。

体温が45℃になっても生きられるオリックス

多くの哺乳動物は気温が上昇すれば汗をかいたり、呼吸を早くすることによって体の水分を蒸発させ気化熱によって体温を下げます。しかし、オリックスは水分が不足していると、体温が45℃くらいまでは大丈夫みたい。また、多くの哺乳動物は脳の温度が43℃ほどになると数時間くらいしか生命を維持することが出来ないのですが、脳に血液を送る血管が特殊な形状をしていて、呼吸によって鼻腔で冷やされた静脈血で効率良く脳の温度を下げることができるそうです。
体温維持のために使用する水分量を減らし、高温かつ摂取できる水分が極端に少ない乾燥地でも生息できる珍しい哺乳動物です。

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