国技館の「東~」の方角は実際には「北」である。
大相撲が行われる両国国技館において、取組前に「東~」という呼び出しがある。しかし、実際の方角は「東」ではない。
天皇陛下がご観覧になる貴賓席実の方角の「西」に位置する。古来から「天子は南面す(てんしはなんめんす)」という言葉があり、天皇陛下は北を背にして南を向いていなければならないという考えがあることから。
大相撲の舞台、両国国技館。
力士たちが東西に分かれて熱戦を繰り広げますが、
実は、あの「東~!」の掛け声、方角が怪しいのです。
国技館の座席配置は、
天皇陛下がご覧になる貴賓席が「西」に位置するように設計されています。
古来より「天子は南面す」という考え方があり、
天皇陛下は北を背にして南を向いている必要があるためです。
つまり、貴賓席から見て反対側の「東方」は、
実際には「北」に近い方角になるのです。
伝統と格式を重んじる大相撲ならではの、
ちょっと面白い方角のトリックと言えるでしょう。
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