四角いオリンピックメダルがある。
1900年(明治33年)にフランス・パリで開催された、夏季オリンピックのメダルは丸い形ではなく四角い形をしていた。
四角いメダルは今までにこの大会だけである。
**詳細な説明:**
オリンピックのメダルと言えば、円形を思い浮かべるのが一般的ですが、例外的に四角いメダルが存在します。それは、1900年にフランス・パリで開催された第2回夏季オリンピックで授与されたメダルです。
この大会では、金メダルは公式には授与されず、優勝者には金メッキされた銀メダルが贈られました。そして、その銀メダルこそが、珍しい四角い形をしていたのです。デザインは、ジュール・シャプーによって手掛けられました。
なぜ四角いメダルが採用されたのか、正確な理由は定かではありません。しかし、当時の芸術様式や流行、あるいは単にデザインの斬新さを求めた結果ではないかと考えられています。
ちなみに、この1900年パリ大会は、様々な点で異例な大会でした。会期が万国博覧会と同時開催されたため、オリンピックとしての独立性が低く、競技によっては「万博の付随イベント」として扱われたものもあったようです。メダルの形状だけでなく、大会自体もユニークだったと言えるでしょう。
四角いオリンピックメダルは、1900年パリ大会のみで、他に例はありません。そのため、オリンピック史における珍しい逸話として語り継がれています。
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