ベートーヴェンの「第九」の正式名称は、100字以上ある。
日本語にすると121字にもなる。
「シラー作、頌歌『歓喜に寄す』を終末合唱にした、大管弦楽、四声の合唱のために作曲され、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム三世陛下に最も深甚な畏敬をもって、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベンによって奉呈された交響曲、作品125番」
原文で書くと・・・216文字!
Sinfonie mit Schlusschor über schillers Ode “An die Freude” für großes Orchester, 4 Solo und 4 Chorstimmen componiert und seiner Majestät dem König von Preussen Friedrich Wilhelm III in tiefster Ehrfrucht Zugeeignet von Ludwig van Beethoven, 125 tes Werk
ベートーヴェンの交響曲第九番、通称「第九」は、その短い愛称とは裏腹に、正式名称が非常に長いことで知られています。なんと、日本語に訳すと121文字、原文のドイツ語では216文字にも及ぶのです。
その正式名称は以下の通りです。
日本語訳:
「シラー作、頌歌『歓喜に寄す』を終末合唱にした、大管弦楽、四声の合唱のために作曲され、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム三世陛下に最も深甚な畏敬をもって、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーベンによって奉呈された交響曲、作品125番」
ドイツ語原文:
"Sinfonie mit Schlusschor über schillers Ode “An die Freude” für großes Orchester, 4 Solo und 4 Chorstimmen componiert und seiner Majestät dem König von Preussen Friedrich Wilhelm III in tiefster Ehrfrucht Zugeeignet von Ludwig van Beethoven, 125 tes Werk"
この長大な名称は、単に楽曲の形式や内容を説明するだけでなく、ベートーヴェンがこの作品をプロイセン王に献呈したという事実も示しています。当時の作曲家にとって、有力な貴族や王侯に作品を献呈することは、経済的な支援を得る上で重要な手段でした。
「第九」は、その革新的な構成や壮大なスケール、そして何よりも「歓喜の歌」の感動的な旋律によって、音楽史における金字塔として評価されています。しかし、その正式名称の長さもまた、「第九」の特異性を際立たせる要素の一つと言えるでしょう。
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