投稿日: 2025.02.19 最終更新日: 2025.03.09
著者:Pon
昔のにんじんは紫や黄色が主流。
昔のにんじんは今のオレンジ色ではなく、紫や黄色が主流でした。オレンジ色のにんじんは、17世紀のオランダで品種改良されて広まりました。
**トリビア詳細解説:**
私たちが普段スーパーで見かけるオレンジ色のニンジン。
実は、そのルーツは少し意外なところにあります。
元々、ニンジンは様々な色を持っていました。
紫、黄色、白、赤など、実にカラフルだったんです。
特に紫色のニンジンは古代から栽培されており、
中東地域が原産とされています。
黄色いニンジンも同様に、長い歴史を持っています。
では、なぜ今のようにオレンジ色が主流になったのでしょうか?
話は17世紀のオランダに遡ります。
当時のオランダは、独立戦争を経てオラニエ公ウィレム1世を
中心とするオラニエ=ナッサウ家が勢力を拡大していました。
オレンジ色は、オラニエ公の象徴の色。
愛国心の高まりとともに、人々はオレンジ色の
ものを好むようになったのです。
そこで、オランダの農家たちが品種改良に励み、
オレンジ色のニンジンを作り出したと言われています。
こうして誕生したオレンジ色のニンジンは、
甘みが強く、育てやすいという特徴も持ち合わせていました。
結果的に、他の色のニンジンよりも広く普及し、
現代の食卓を彩る定番野菜となったのです。
つまり、私たちが当たり前のように食べている
オレンジ色のニンジンは、オランダの愛国心と
品種改良の賜物だった、というわけです。
コメント
へー!知らなかった!紫や黄色のにんじん、どんな味がしたんだろう?🥕 昔野菜シリーズもっと知りたいな。今度スーパーで探してみようかな。