日本人からすると変わった名前「フェーリクソビッチ」
「フェーリクソビッチ」という名前は、日本人にとっては馴染みが薄く、奇妙に聞こえるかもしれません。しかし、これはスラヴ語圏、特にロシアやウクライナなどで見られる父称です。
父称とは、個人の名前の一部として、父親の名前を元に作られるものです。たとえば、父親の名前が「フェリクス」の場合、その息子は「フェーリクソビッチ」(Feliksovich)、娘は「フェーリクソヴナ」(Feliksovna)という父称を持つことになります。
「-ovich」または「-evich」は男性に、「-ovna」または「-evna」は女性に用いられる接尾辞で、「~の息子」「~の娘」という意味合いを持ちます。父称は、個人を特定する上で重要な役割を果たし、公式な場面や敬意を払うべき相手に対して使用されることが多いです。
そのため、「フェーリクソビッチ」という名前自体は、スラヴ語圏ではごく一般的な名前の構成要素であり、決して変わったものではありません。日本語の名前の構造とは異なるため、異質に感じられるだけなのです。
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