フィギュアスケートのイナバウアーと言う演技は、つま先を180度に開いて真横に滑る技
フィギュアスケートのイナバウアーは、片足を前方に、もう片足を後方に大きく開き、ほぼ一直線になるようにして氷上を滑走する技術です。
この際、両足のブレード(スケート靴の刃)は氷面に接しており、上半身は開いた足のラインと平行になるように保たれます。重要なのは、つま先を180度開く必要はなく、開脚角度はスケーターの柔軟性や技術によって異なります。
イナバウアーは、その優雅さと難易度の高さから、観客を魅了する要素の一つとなっています。滑走中は、スケーターのバランス感覚と体幹の強さが試され、氷上での繊細なコントロールが求められます。
名前の由来は、ドイツの女子フィギュアスケート選手である、カタリナ・ヴィットがこの技を頻繁に用いたことにちなんでいます。彼女のコーチであったインゴ・シュトイアーが開発した技術である、という説もあります。
イナバウアーは、演技構成において、トランジション(技と技のつなぎ)として使用されることが多いですが、近年では、その美しい姿勢を活かした単独の技としても評価されています。
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