ブランデーガイは、ブランデーの味や香りはなく、ただ高級なブランデーを交換してくれるほど珍しい貝だっただけ。
**トリビア詳細解説:**
ブランデーガイ(Brandywine Guy)は、ブランデーの風味や香りがするわけではありません。これは、19世紀後半のアメリカ、特にデラウェア州ブランデーワイン川流域で起きた、ある種の詐欺事件に関わる貝に対する俗称です。
当時、ブランデーワイン川流域には、良質な真珠を産出するイシガイ科の二枚貝が生息していました。しかし、まれに、極めて希少で美しい真珠を宿した貝が見つかることがありました。これらの真珠は非常に高価で、高額で取引されていました。
ここで登場するのが「ブランデーガイ」です。詐欺師たちは、普通の貝を拾ってきて、中に安価な真珠や模造品を仕込み、「ブランデーワイン川で採れた貴重な真珠を持っている」と偽って、ブランデー(高級品)と交換しようとしました。
つまり、ブランデーガイは、真珠の価値を偽って高級ブランデーを騙し取ろうとする詐欺師たちが利用した、いわば「偽の当たりくじ」のような存在だったのです。 ブランデーの味や香りがする特別な貝ではなく、あくまで詐欺の手口の一部として使われた貝を指す言葉でした。
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