**トリビア詳細:**
明王朝が、鄭和(ていわ)率いる大艦隊をアフリカへ派遣したのは事実です。
15世紀初頭、永楽帝の時代に、鄭和は7回にわたる大航海を敢行しました。その目的は、主に朝貢貿易の拡大と、永楽帝の威光を海外に示すことでした。
艦隊は巨大で、数百隻の船と数万人もの乗組員を擁していました。船には、食料や水だけでなく、絹織物、陶磁器、茶などの贈答品が満載でした。
航路は東南アジア、インド、中東を経て、アフリカ東海岸にまで及びました。現在のソマリア、ケニア、タンザニアなどがその到達点です。
鄭和の艦隊は、アフリカの国々と交易を行い、珍しい動物(キリンなど)や香辛料などを持ち帰りました。これらの品々は、明の宮廷を大いに賑わせたと言われています。
しかし、永楽帝の死後、海禁政策が強化され、大航海時代は終焉を迎えます。以降、明は内向きの政策へと転換しました。
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