**ミミズの性別:オスでもメスでもある、複雑な事情**
「ミミズにオスとメスの区別はない」というトリビアは、
厳密には少しばかり不正確です。
ミミズは「雌雄同体」と呼ばれる、
ちょっと変わった性別の持ち主なんです。
つまり、一本のミミズの中に、
オスとしての機能(精子を作る)と
メスとしての機能(卵を作る)の両方が備わっているのです。
まるで男女兼用の温泉旅館みたいですね。
しかし、勘違いしないでください。
ミミズは自分自身だけで子供を作る
(自家受精)ことは基本的にありません。
では、どうやって子孫を残すのか?
ミミズたちは、お互いの体をくっつけ、
精子を交換し合う「交接」という行為を行います。
まるで秘密のメッセージを交換するスパイのようです。
精子を受け取ったミミズは、
やがて「卵帯」と呼ばれるカプセルを体から分泌し、
その中に卵と、相手から貰った精子を入れます。
この卵帯が土の中で孵化し、
小さなミミズが誕生するのです。
したがって、ミミズはオスとメスの区別がない
(雌雄同体)というよりも、
オスとメスの両方の役割を担うことができる
生き物というのが、より正確な表現と言えるでしょう。
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