スーパーなどに売っているウズラの卵は、温めると稀に孵化する。
スーパーでパック詰めされて売られているウズラの卵、あれを温めたらヒヨコ…じゃなくてウズラが生まれるかも?なんて、ちょっとワクワクしますよね。
結論から言うと、**可能性は極めて低い**です。
理由はいくつかあります。まず、スーパーに並んでいるウズラの卵は、ほとんどが**食用として生産されたもの**。つまり、親鳥はオスとメスが一緒に飼育されているわけではなく、卵は受精していない**無精卵**なのです。無精卵は、温めてもヒナになることはありません。
次に、仮に受精卵だったとしても、スーパーに並ぶまでに様々な工程を経る中で、温度管理が徹底されているとは限りません。温度変化は、卵の中の生命にとって大敵。孵化に必要な温度帯から外れてしまうと、発生が進まなくなってしまうのです。
さらに、殺菌処理や洗浄も行われていることが多く、これらの過程で卵の表面にある保護膜が失われる可能性も。保護膜は細菌から卵を守る役割があるので、これがなくなると孵化の可能性はさらに低くなります。
稀に、例外的に孵化に成功したという報告もありますが、これは本当に**奇跡に近い**出来事。宝くじに当たるくらいの確率かもしれません。
なので、スーパーのウズラの卵を温めても、かわいいウズラが生まれることは期待しない方が賢明です。美味しくいただきましょう!
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