イエメンからほど近いソコトラ島に自生する植物は、1/3がここでしか見られない種。
**トリビアの詳細説明:**
ソコトラ島は、アラビア半島の南、イエメンの沿岸から約380kmに位置するインド洋の島です。
この島は、その独特な生態系から「インド洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
特筆すべきは、ソコトラ島に自生する植物の約3分の1が、世界のどこを探してもここでしか見られない固有種であるという点です。
これは、島が地質学的に長い間、大陸から隔離されていたために、独自の進化を遂げた結果と考えられています。
代表的な固有種としては、「竜血樹(リュウケツジュ)」が挙げられます。
傘のような独特の樹形をしており、傷つけると赤い樹液を出すことから、その名が付けられました。
この樹液は、かつては薬や染料として利用されていました。
その他にも、ボトルツリーと呼ばれる奇妙な形の木や、砂漠に生えるアロエなど、多様な固有植物が生息しています。
ソコトラ島の固有植物は、その希少性から保護の対象となっています。
しかし、気候変動や外来種の侵入など、多くの脅威にさらされており、今後の保全活動が重要とされています。
▶︎いつもありがとう!
▶︎ SNS