植物は葉の先端から伸びるが、コンブは根元から伸びる。
**詳細な説明:**
このトリビアは、植物とコンブの成長方法の違いに着目したものです。一般的に、陸上の植物は茎の先端にある成長点(頂端分裂組織)で細胞分裂が活発に行われ、そこから新しい葉や茎が伸びていきます。つまり、葉は葉の付け根から成長するのではなく、先端にある成長点から成長する、というのが一般的な理解です。
一方、コンブは海藻の一種で、植物とは異なる成長のメカニズムを持っています。コンブの成長点は、葉状体の付け根、つまり根に近い部分に存在します。ここから新しい細胞が作られ、葉状体が徐々に成長していきます。
なぜこのような違いがあるのでしょうか。それは、コンブが生息する環境に大きく関係しています。コンブは海中で生活しており、常に水流の影響を受けています。もし葉の先端に成長点があると、水流によって成長点が損傷を受けやすく、安定した成長が難しくなります。しかし、根元に近い部分に成長点があれば、水流の影響を受けにくく、安定して成長を続けることができます。
また、コンブは海中の栄養分を吸収して成長します。根元に近い部分から成長することで、より効率的に栄養分を吸収し、葉状体全体に行き渡らせることができると考えられます。
このように、植物とコンブの成長方法の違いは、それぞれの生活環境に適応した結果と言えるでしょう。
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