レスリングでは、ハンカチを所持・着用していないと失格
**トリビアの解説:**
レスリング(特にアマチュアレスリング)において、「ハンカチを所持・着用していないと失格」というのは正確ではありません。
これはレスリングの公式ルールブック(国際レスリング連盟(UWW)の規定など)には記載されていません。ハンカチの所持や着用が義務付けられているというルールは存在しないのです。
では、なぜこのようなトリビアが広まったのでしょうか?
おそらく、ハンカチ(またはそれに類する物)が、セコンドが試合中に選手の状態をレフェリーに知らせるための合図として使われることがあるという点から誤解が生じたと考えられます。
具体的には、試合続行が困難な場合、セコンドはタオルをリングに投げ入れることで棄権を表明します。これはボクシングなどでも見られる光景ですね。
このタオル(実際にはハンカチよりも大きく厚手のものが多い)を投げ入れる行為が、「ハンカチ」という言葉と結びつき、ルールと誤解された可能性があります。
また、選手が試合中に汗を拭うためにハンカチを使用することもあるかもしれません。しかし、これはあくまで個人の判断であり、ルールで義務付けられているわけではありません。
したがって、「レスリングではハンカチを所持・着用していないと失格」というトリビアは、誤りであると言えます。重要なのは、レフェリーへの適切な意思表示と、選手の安全を守るためのセコンドの判断なのです。
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