ゴキブリは、メスが絶滅したらオスの一部がメスに変わる
**ゴキブリの性転換?その真相に迫る!**
巷で囁かれる「ゴキブリはメスが絶滅するとオスがメスに変わる」というトリビア。
残念ながら、これは完全な誤解です。
ゴキブリに性転換の能力はありません。
この誤解が生じた背景には、おそらくゴキブリの驚くべき繁殖能力と、一部の種に見られる単為生殖という現象が関係していると考えられます。
単為生殖とは、受精なしにメスだけで繁殖する能力のこと。
特定の環境下で、一部のゴキブリのメスは、オスがいなくても卵を産み、子孫を残すことができるのです。
これは、まるで「私が産むわ!」と言わんばかりの、驚異的な生命力ですよね。
また、ゴキブリの卵鞘(らんしょう)と呼ばれる卵のうは、非常に耐久性が高く、外部からの影響を受けにくい構造をしています。
そのため、卵鞘の中に複数の卵が含まれており、たとえメスが死んでしまっても、卵鞘の中で卵が孵化することがあります。
これらの要素が組み合わさり、「メスがいなくなってもゴキブリが増える」→「オスがメスに変わったのでは?」という誤解を生んだのかもしれません。
実際には、ゴキブリの性別は遺伝的に決定されており、後天的に変化することはありません。
もしゴキブリの性転換が本当に可能なら、ゴキブリの世界はもっとカオスになっていることでしょう。
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