羊の腸に詰めたものをウィンナー・ソーセージ、豚の腸に詰めたものをフランクフルト・ソーセージ、牛の腸に詰めたものをボロニア・ソーセージ
ソーセージの種類を腸の種類で区別するというトリビアですね。これは、大まかには正しいですが、少しばかり単純化されています。
まず、ウィンナー・ソーセージ(Vienna sausage)は、豚肉と牛肉を混ぜたものを羊腸に詰めるのが一般的です。名前の由来はオーストリアのウィーンですが、製法は本場とは異なり、アメリカで独自の発展を遂げました。
フランクフルト・ソーセージ(Frankfurter)は、豚肉を主原料とし、やはり羊腸に詰めることが多いです。ドイツのフランクフルトが発祥の地とされています。アメリカでは、ホットドッグ用として広く親しまれています。
ボロニア・ソーセージ(Bologna sausage)は、イタリアのボローニャ地方発祥のモルタデッラがルーツです。牛肉、豚肉、背脂などを細かく挽いて混ぜ、大きな牛腸に詰めて作られます。アメリカでは、サンドイッチ用の薄切りソーセージとしてポピュラーです。
つまり、腸の種類はあくまでも製造方法の一つの要素であり、ソーセージの種類を完全に決定するものではありません。ソーセージの風味や食感は、腸の種類だけでなく、肉の種類、スパイスの配合、燻製方法など、様々な要素によって決まります。
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