もともとホットドッグはソーセージだけで売られていた
ホットドッグの歴史をひも解くと、そのルーツはヨーロッパに遡ります。ソーセージは古くから親しまれていましたが、現代のホットドッグの原型が生まれたのは19世紀後半のアメリカ合衆国。ドイツからの移民が持ち込んだフランクフルトソーセージが人気を博し、ニューヨークの街角などで販売されるようになりました。
当初、ソーセージはパンに挟まれずに、そのまま手渡されていたようです。しかし、熱いソーセージを素手で持つのは大変。そこで、紙ナプキンなどが使われていたものの、どうしても手が汚れてしまうという問題がありました。
ある時、パン職人がこの問題に着目し、ソーセージを挟むための細長いパン、いわゆる「ホットドッグバンズ」を考案しました。これにより、熱いソーセージを直接持たずに食べられるようになり、利便性が格段に向上。さらに、マスタードやケチャップなどの調味料を添えることで、より美味しく手軽に楽しめるようになりました。
つまり、当初は「ソーセージのみ」で販売されていたホットドッグですが、その不便さを解消するためにパンが発明され、現代のホットドッグの形へと進化を遂げたのです。
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