冷やしラーメンは、ラーメン店ではなく蕎麦屋で誕生した
冷やしラーメン誕生秘話:蕎麦屋発祥、意外なルーツ
冷やしラーメン、夏の風物詩として親しまれていますが、その発祥は意外にもラーメン店ではなく蕎麦屋だったというトリビアです。
昭和初期、山形県で蕎麦屋を営んでいた「栄屋本店」の店主が、夏場に蕎麦の需要が落ち込むことを憂い、何か新しいメニューを開発しようと試みました。そこで、蕎麦の製麺技術を活かし、冷たいスープと具材を組み合わせたラーメンを考案。これが冷やしラーメンの原型とされています。
当時、冷蔵技術が発達していなかったため、スープを冷やすのにも工夫が必要でした。井戸水で冷やしたり、氷を投入したりと、様々な方法が試されたそうです。また、具材も蕎麦屋ならではのものが使われ、和風の味わいが特徴でした。
その後、冷やしラーメンは山形県を中心に広まり、独自の進化を遂げました。現在では、様々なバリエーションが存在し、地域や店によって異なる味が楽しめます。
夏の暑さを和らげる冷やしラーメン。そのルーツが蕎麦屋にあったとは、ちょっと意外な事実ですね。
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