じゃがいもは風土病の原因という濡れ衣を着せられ、実際に裁判が行われ有罪の判決が下された
**トリビアの詳細:じゃがいも裁判 - 風土病の濡れ衣**
18世紀ヨーロッパ、特にプロイセン(現在のドイツの一部)において、じゃがいもは新参者でした。当初、その奇妙な見た目と、聖書に記述がないことから、悪魔の作物として疑われていました。
そんな中、じゃがいもが原因とされる風土病が発生。これは、麦角菌というカビがライ麦に寄生して引き起こされる麦角中毒(麦角病)で、幻覚や痙攣、壊疽などを引き起こす恐ろしい病気です。
当時の人々は、原因を特定できず、新たに普及し始めたじゃがいもに疑いの目を向けました。そして、なんとじゃがいもを「被告」とする裁判が行われたのです!
結果は有罪判決。じゃがいもは「風土病の元凶」という濡れ衣を着せられ、しばらくの間、不当な扱いを受けることになりました。
もちろん、現代科学では、じゃがいもと麦角中毒の関連性は否定されています。じゃがいもは無罪放免、名誉回復済みです。
▶︎いつもありがとう!
▶︎ SNS