**解説:**
イチゴをよーく見てください。表面に無数にある小さな粒々、これが実はイチゴの「果実」なんです!
私たちが「イチゴ」と呼んでいる赤い部分は、果実ではなく、花托(かたく)と呼ばれる、花の中心部分が肥大化したもの。つまり、花のおしりの部分が大きくなった、美味しいベッドのような存在なんです。
それぞれの粒の中には種が入っており、これが本当のイチゴの果実。植物学的に見ると、イチゴは「偽果(ぎか)」と呼ばれる、花托が発達して果実のように見えるものの代表例です。
この偽果戦略によって、イチゴは動物たちに赤い部分を食べてもらい、種が入った粒々を運んでもらうことで、効率的に繁殖していると考えられます。
美味しい赤いベッドの上で、種を運んでもらうのを待っているなんて、イチゴって意外と賢いんですね!
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