赤いピーマンと緑のピーマンは、「全く同じもの」と言えるのは、植物学的には同じ種類のピーマンであるという点においてです。しかし、厳密には、**収穫時期が異なる**ため、色や味、栄養価に違いが生じます。
緑色のピーマンは、未成熟な状態で収穫されたものです。そのため、シャキシャキとした食感があり、やや苦味を含んだ青臭い味が特徴です。
一方、赤いピーマンは、緑色のピーマンが木になったまま完熟するまで待って収穫されたものです。完熟することで、色が赤くなり、苦味が和らぎ、甘みが増します。また、ビタミンCやβ-カロテンなどの栄養価も高まります。
つまり、同じ種類のピーマンですが、収穫時期によって「未熟」と「完熟」という状態の違いがあるため、見た目、味、栄養価が異なるのです。緑色のピーマンが日光を浴び続け、成熟を重ねることで、赤色のピーマンへと変化する、というプロセスを経ています。
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