**みたらし団子のトリビア解説:後醍醐天皇との意外な関係?**
「みたらし団子は後醍醐天皇が作った」という説は、残念ながら俗説、つまり噂話の類いです。史実として裏付ける資料は見つかっていません。
では、なぜこのような話が生まれたのでしょうか?
有力な説として、みたらし団子の発祥の地とされる京都市左京区の下鴨神社が、後醍醐天皇ゆかりの地であることが挙げられます。後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒し建武の新政を行ったことで知られていますが、その時代に下鴨神社も深く関わっていました。
下鴨神社の境内にある御手洗池(みたらいいけ)は、罪や穢れを祓う神聖な場所。この池から湧き出る水泡を模して作られたのが、みたらし団子のルーツという説があります。串に刺した団子が、人間の体を象徴しているとも言われています。
つまり、後醍醐天皇が「作った」のではなく、天皇ゆかりの地である下鴨神社の御手洗池にちなんで作られた団子、というのが真相に近いでしょう。
みたらし団子を食べる際には、後醍醐天皇の時代や下鴨神社の歴史に思いを馳せてみるのも、また一興かもしれませんね。
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