ネットで気になるニュース・面白い情報をお届け
ほのぼの情報サイト「PON-POO(ぽんぷー)」 - 無駄知識・トリビア
投稿日: 2020.05.08 最終更新日: 2024.05.18

トリビア(雑学)歴史136 - 芥川龍之介『蜘蛛の糸』酷似の民話がシチリアに

シチリア島には芥川龍之介の『蜘蛛の糸』そっくりな民話がある。

**詳細な説明:**

芥川龍之介の短編小説『蜘蛛の糸』は、地獄に堕ちた大泥棒カンダタが、生前に一度だけ助けた蜘蛛のおかげで、一本の蜘蛛の糸を垂らされ、そこから極楽へ登ろうとするも、利己的な心から失敗するという物語です。

実は、この物語と酷似した民話が、遠く離れたシチリア島に存在します。これは驚くべき偶然と言えるでしょう。シチリアの民話では、主人公はカンダタのように悪人ではなく、むしろ貧しいながらも信心深い男である場合が多いようです。

物語の展開もほぼ同じで、天から垂れてきた糸を登ろうとするものの、途中で他の人々が登ってくるのを見て、「これは俺の糸だ!」と叫んだ瞬間に糸が切れて、地獄へ逆戻り…というオチも一緒です。

この類似性については、いくつかの説があります。

* **インド起源説:** 仏教説話がシルクロードを経て、ヨーロッパや日本に伝播したという説です。『蜘蛛の糸』自体が仏教説話を元にしているため、この可能性は高いと言えるでしょう。

* **普遍的な人間の心理描写:** 利己的な心がもたらす悲劇というテーマは、時代や場所を超えて共感を呼ぶ普遍的なもの。そのため、偶然にも似たような物語が生まれた、という説もあります。

いずれにしても、シチリアの民話と『蜘蛛の糸』の類似性は、文化や地域を超えた物語の力を感じさせる興味深い事例と言えるでしょう。
skebでイラストリクエスト受付中です
イラストご依頼はこちら

Amazon ■note https://note.com/poo_pon
ここで掲載している漫画のKindle版 無料です。のんびり読んでくれると嬉しいです。
週1程度で随時追加中 ぽんぷーまんが
▶︎いつもありがとう! ▶︎ SNS

コメントを書く

こちらのトリビアもいかがですか?

歴史136
きゅうりは、ギネスブックにも世…
歴史136
日本に実在する珍しい名前、紗音…
歴史136
岩手県の南昌山には雲がかかると…
歴史136
野田 江川富士一二三四五左衛門…
歴史136
日本人からすると変わった名前「…
歴史136
日本人からすると変わった名前「…
歴史136
宝菜の「八」は8種の具という意…

新着・更新トリビア(雑学)

無駄知識・トリビアの新着記事
スポーツ60
ラグビー日本代表のエディー監督…
スポーツ59
剣道の試合で竹刀を落としたら負…
スポーツ58
駅伝ランナーが脱水症状でフラフ…
スポーツ57
サッカーJリーグのマスコットに…
スポーツ56
柔道の創始者、嘉納治五郎は試合…
スポーツ55
野球の阪神ファンは負けても「六…
スポーツ54
相撲力士は試合前に塩をまくけど…

雑学一覧

トリビア的雑学を不定期で更新予定。何か面白いトリビアあったら教えてくださいね。

ぽんぷーコンテンツ

ほのぼの情報TOPへリンク
漫画・エッセイへリンク
ふにゃグルメのリンク
雑学ページのリンク
オリジナル動画配信
YouTubeチャンネル
オリジナルグッズ
オリジナルグッズ
創造の世界FuNYU
創造の世界FuNYU
ランキング
ランキング

本日の雑学

雑学

無駄知識の匣(トリビア)

日本人からすると…

続きはこちら
イラストACへのリンク
ゲームぽんぷー
suzuri
Amazonインディーズマンガへのリンク
skebへのリンク
ほのぼの情報 マンガ・エッセイ ふにゃグルメ