アンコール・ワット遺跡には戦国末期から江戸初期ごろの、日本人の落書きがいくつかある
アンコール・ワットに残る日本人落書きについて:
アンコール・ワットは、カンボジアにある巨大な寺院遺跡であり、12世紀に建てられました。この壮大な遺跡には、なんと日本の戦国時代末期から江戸時代初期(16~17世紀)のものと思われる落書きが残されています。
当時の日本人は、朱印船貿易などで東南アジアへ渡航していました。彼らはアンコール・ワットを訪れた際、壁や柱に墨で名前や故郷などを書き残したと考えられています。これらの落書きは、異国の地を訪れた日本人の足跡を示す貴重な史料と言えるでしょう。
落書きの内容は、「○○国△△出身」といった自己紹介のようなものや、航海の安全を祈願する言葉など様々です。中には、当時の日本人の生活や心情を垣間見ることができる興味深いものも含まれています。
アンコール・ワットを訪れた際には、ぜひこれらの落書きを探してみてください。異国の地で活躍した先人たちの息吹を感じることができるかもしれません。ただし、遺跡保護のため、落書きに触れたり、新たに書き込んだりすることは絶対にやめましょう。
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