**詳細な説明:**
トリビア「お釈迦様はカトリックによって『聖人』とされている」は、厳密には正確ではありません。
カトリック教会が公式にブッダ(ゴータマ・シッダールタ、釈迦)を聖人として列聖した記録はありません。カトリック教会における「聖人」とは、神の恵みによって信仰生活において模範となる人物として、教会が正式に認めた人のことを指します。
ただし、興味深い背景として、聖ヨサファト(または聖バララームとヨサファト)という聖人の伝説があります。この伝説は、ブッダの生涯をキリスト教的に脚色したものであり、ヨサファトがブッダをモデルにしていると考えられています。
中世ヨーロッパでは、聖ヨサファトは広く崇敬されていましたが、彼の起源がブッダであることは認識されていませんでした。19世紀に研究が進み、聖ヨサファトの物語がブッダの伝記に基づいていることが明らかになりました。
このように、直接的にブッダが聖人として認められたわけではありませんが、彼の物語がキリスト教の聖人伝説に取り入れられ、間接的に影響を与えたという点で、トリビアはある程度の関連性を持つと言えます。
つまり、正確には「ブッダが聖人」ではなく、「ブッダの物語が聖人伝説の一部になった」というのがより正確な表現です。
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