ピッチャーとキャッチャーの距離は、読み間違って記録したのが定着した
**ピッチャーとキャッチャーの距離に関するトリビア詳細解説**
野球のピッチャープレートからホームベースまでの距離、
正確には60フィート6インチ(約18.44メートル)。
この一見すると中途半端な数字には、
実は興味深い経緯があります。
元々、1845年に定められた野球規則では、
ピッチャーボックスからホームベースまでは45フィートでした。
しかし、時代とともにピッチャーの投球技術が向上し、
打者が対応しきれなくなる事態が発生。
そこで1881年、距離は50フィートに延長されます。
そして1887年にはさらに5フィート延長され65フィートに。
問題はここからです。
1893年に再度ルール改正が行われ、
ピッチャープレート(当時はボックス)を
ホームベースから後退させることになりました。
この際、**実際に後退させる距離は5フィート**だったのですが、
**誤って「5フィート6インチ」と記録**されてしまったのです。
本来であれば修正されるべきでしたが、
なぜかこの誤りがそのまま公式記録として定着。
結果として、60フィート6インチという
なんとも不思議な距離が現在まで採用されています。
つまり、ピッチャーとキャッチャーの間の距離は、
完璧な設計によるものではなく、
「あらら、間違えちゃった!」という
**うっかりミス**がきっかけだった、というわけです。
野球の歴史には、意外な「誤算」も隠されているんですね。
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