メトロイドプライムのスタッフは主人公の名前をメトロイドだと思っていた
**詳細説明:**
メトロイドプライムの開発チームの一部が、主人公である女性ハンター「サムス・アラン」の名前を「メトロイド」だと勘違いしていた、というのは有名なエピソードです。
この誤解は、主に初期のメトロイドシリーズのストーリー展開に起因します。初代『メトロイド』(1986年)では、プレイヤーはサムスを操作し、寄生生物「メトロイド」を駆逐することが目的でした。ゲームの終盤でサムスがヘルメットを脱ぎ、女性であることが明かされるという演出がありましたが、当時の説明書やゲーム内の情報では、サムスの名前が明確に示されていませんでした。
続編である『メトロイドII RETURN OF SAMUS』(1991年)においても、サムスの詳細なプロフィールは伏せられていました。
そのため、メトロイドという名前が、敵である寄生生物を指すのか、それとも主人公を指すのかが曖昧なままでした。
『メトロイドプライム』(2002年)の開発初期段階において、北米のRetro Studiosの開発チームの一部は、この曖昧さからサムスのことを「メトロイド」と呼んでいたようです。彼らは、日本語版の説明書や資料に目を通す機会が少なかったのかもしれません。
しかし、開発が進むにつれて、彼らはサムスの正式名称が「サムス・アラン」であることを知り、誤解は解消されました。このエピソードは、任天堂とRetro Studiosの間のコミュニケーションのズレを示すものとして、また、初期のゲームの情報伝達の曖昧さを示すものとして、語り継がれています。
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