ナムコの「ドラゴンバスター」は企画段階では『ドラゴンクエスト』のタイトル案もあった
ナムコのアーケードゲーム「ドラゴンバスター」は、1984年にリリースされた横スクロール型のアクションRPGです。剣と魔法の世界観、巨大なドラゴンとの戦闘など、後のファンタジーRPGに影響を与えた作品として知られています。
実はこの「ドラゴンバスター」、企画段階では「ドラゴンクエスト」というタイトルが候補に挙がっていました。しかし、最終的には採用されず、「ドラゴンバスター」として世に出ることになります。
では、なぜ「ドラゴンクエスト」という名前が採用されなかったのでしょうか?明確な理由は公式には発表されていませんが、当時の状況から推測できます。
1984年当時、「ドラゴンクエスト」というタイトルはまだ誰も使っていませんでした。しかし、エニックス(現スクウェア・エニックス)が、後に国民的RPGとなる「ドラゴンクエスト」を企画していた可能性も否定できません。ナムコが商標などのリスクを考慮し、より安全な「ドラゴンバスター」を選んだ、という説も考えられます。
もし「ドラゴンバスター」が「ドラゴンクエスト」としてリリースされていたら、その後のゲーム史は大きく変わっていたかもしれません。もしかしたら、堀井雄二さんの手がけたRPGは別の名前になっていたかもしれませんね。
「ドラゴンバスター」という名前には、ドラゴンを倒す勇者の物語、という意味が込められています。一方、「ドラゴンクエスト」は、ドラゴンを求める冒険、という意味合いが強いでしょう。それぞれのタイトルが、ゲームの方向性を示唆していたのかもしれません。
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