ドラクエ1の主人公は「はい」「いいえ」以外にもセリフがある。「いいえ。わたしの おさめる くにが あるなら それは わたしじしんで さがしたいのです」
ドラゴンクエスト(ドラクエ)シリーズの原点である『ドラゴンクエスト』(1986年発売)の主人公は、基本的にプレイヤーの分身として、言葉を発することが少ない存在です。
しかし、ゲーム終盤、宿敵である竜王から「世界の半分をお前にやろう」と持ちかけられた際、「いいえ」を選ぶと、上記のセリフを発します。
このセリフは、主人公が竜王の誘いを断るだけでなく、自らの意志で世界を探索し、国を築くという強い決意を示すものです。
「はい」「いいえ」の選択肢に終始しがちな主人公が、これほど明確な意思表示をすることは、当時のプレイヤーにとって大きな衝撃を与えました。
また、このセリフは、ロールプレイングゲーム(RPG)における主人公の役割を再定義するものでもありました。単なる指示待ちの存在ではなく、自らの運命を切り開く意志を持つ存在として描かれたことは、その後のRPGに大きな影響を与えました。
このセリフは、短いながらも、ドラクエ1の主人公の人間性を深く掘り下げ、ゲームのテーマである「勇気と希望」を象徴する重要な要素となっています。
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