「星のカービィ」はもともと「ティンクル・ポポ」というタイトルで発売される予定だった。
「星のカービィ」シリーズ、あの愛らしいピンク色の球体生命体が繰り広げる冒険は、多くの人々に親しまれています。しかし、カービィが誕生する過程には、意外な裏話が隠されているのです。
実は、カービィは最初からカービィという名前だったわけではありません。開発当初、ゲームのタイトルは「ティンクル・ポポ」という、どこかメルヘンチックな響きのものでした。このタイトルは、開発初期のカービィのイメージ、つまり可愛らしくてポップなキャラクター性を反映したものだったと考えられます。
しかし、最終的に「ティンクル・ポポ」というタイトルは採用されませんでした。その理由は定かではありませんが、一説によると、より国際的な市場を意識した結果、よりシンプルで覚えやすい「星のカービィ」というタイトルに変更されたと言われています。
また、カービィの名前の由来も諸説あります。有力な説としては、任天堂のアメリカ法務部に勤務していた弁護士、ジョン・カービー(John Kirby)氏に由来するというものがあります。ジョン・カービー氏は、任天堂がドンキーコングの名称に関する訴訟でユニバーサル・シティ・スタジオと争った際に、任天堂側の弁護を担当し、勝利に貢献しました。その功績を称え、ゲームの主人公に「カービィ」という名前が付けられた、という説が有力です。
「ティンクル・ポポ」という名前が日の目を見ることはありませんでしたが、もしこの名前で発売されていたら、カービィのイメージも少し違っていたかもしれません。しかし、最終的に「星のカービィ」というシンプルで力強いタイトルが選ばれたことで、カービィは世界的な人気キャラクターへと成長することができたと言えるでしょう。
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