「ふしぎの海のナディア」と「天空の城ラピュタ」は元々、同じストーリーだった
**「ふしぎの海のナディア」と「天空の城ラピュタ」の意外な関係**
「ふしぎの海のナディア」と「天空の城ラピュタ」は、一見すると異なる作品に見えますが、そのルーツは同じアイデアにあります。
遡ること1970年代、宮崎駿監督は、テレビアニメシリーズとして「海のトリトン」の続編となる企画を立案しました。これは、ジュール・ヴェルヌのSF小説に影響を受けた、少年と少女が冒険を繰り広げる物語でした。しかし、この企画は実現しませんでした。
その後、宮崎監督は「未来少年コナン」を制作しますが、その過程で温めていたアイデアを再構築し、劇場用長編アニメーションとして企画を提出します。それが「天空の城ラピュタ」へと繋がりました。
一方、実現しなかったテレビアニメ企画は、紆余曲折を経て、庵野秀明監督によって「ふしぎの海のナディア」としてテレビアニメ化されることになります。
つまり、「ナディア」と「ラピュタ」は、宮崎駿監督がかつて構想した、幻の企画を源流とする、兄弟のような関係にあると言えるでしょう。それぞれの作品には、海底探検、科学技術、古代文明といった共通のモチーフが見られます。
▶︎いつもありがとう!
▶︎ SNS