宮崎駿は「文明の利器禁止」のムーミンに兵器を描きまくって原作者を激怒させアニメ会社ごとクビになった
宮崎駿氏が過去にムーミンのアニメーション制作に関わったことは事実ですが、「文明の利器禁止」という設定で原作者を激怒させられた、アニメ会社ごとクビになったという話は、事実とは異なります。
1969年、宮崎駿氏はAプロダクション(後のシンエイ動画)に在籍していました。同社は、ズイヨー映像(後の日本アニメーション)からの下請けとして、テレビアニメ『ムーミン』の制作に参加していました。宮崎氏は演出や場面設定などを担当しましたが、制作途中で降板しています。
降板の理由は、制作側の意向と、原作者であるトーベ・ヤンソンの意向との間に隔たりがあったためとされています。アニメ版『ムーミン』は、原作の持つ哲学的な要素よりも、子供向けのエンターテイメント性を重視する方向で制作が進められました。この方針の違いから、宮崎氏は自身の理想とするムーミン像とのずれを感じ、制作から離れたと考えられています。
「文明の利器禁止」という設定があったという情報も確認できません。また、宮崎氏が兵器を描きまくったという事実も確認されていません。したがって、「原作者を激怒させアニメ会社ごとクビになった」というのも事実に反します。
▶︎いつもありがとう!
▶︎ SNS