「崖の上のポニョ」の、ポニョの本名は「ブリュンヒルデ」
**詳細な説明:**
スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画『崖の上のポニョ』(2008年公開)に登場する主人公の一人、ポニョ。実は彼女には、「ブリュンヒルデ」という、いかにも北欧神話に出てきそうな、勇ましい本名が存在します。
ポニョは、人間になりたいと願う半魚人の少女で、物語の中で宗介という少年と出会い、人間になることを決意します。彼女は父親であるフジモトによって魔法の力で制御されていましたが、宗介への強い想いが、その力を跳ね返し、人間へと姿を変えていきます。
ブリュンヒルデという名前は、映画の冒頭、フジモトが彼女を呼ぶ際に登場します。この名前は、リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』に登場する、戦乙女(ヴァルキューレ)の一人であるブリュンヒルデに由来すると考えられています。
ワーグナーのブリュンヒルデは、神々の王ヴォータンの娘でありながら、ヴォータンの意に背いたために罰を受け、眠りにつかされます。そして、英雄ジークフリートによって目覚めさせられ、愛を誓い合うという物語が展開されます。
宮崎駿監督は、このワーグナーの楽劇からインスピレーションを受け、ポニョの物語を構想したと言われています。ポニョが人間になることを願う姿や、宗介との出会いは、ブリュンヒルデの物語と重ね合わせることができ、映画に深みを与えています。
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