宮崎駿は。「風の谷のナウシカ」のアメリカ初公開版ポスターを見て激怒した
宮崎駿監督が、1985年にアメリカで初めて公開された『風の谷のナウシカ』のポスターを見て激怒したのは事実です。
当時、アメリカでの配給権を獲得したマンガ・フィルムズ社は、作品のイメージを大きく変えてしまうような宣伝戦略を採用しました。
ポスターには、ナウシカが銃を持って戦う姿が描かれており、キャッチコピーは「2000年後の地球で、彼女は最後の希望。」といった、アクション映画を連想させるものでした。
これは、環境問題や生命の尊厳といった作品のテーマを無視し、商業的な成功を優先した結果と言えるでしょう。
宮崎駿監督は、自身の作品が意図と異なる形で海外で紹介されることに強い不快感を示し、以降、ジブリ作品の海外展開においては、作品の意図を尊重するよう強く求めるようになりました。
この出来事は、後にスタジオジブリが海外配給に深く関与するようになるきっかけの一つになったと言われています。
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