「耳をすませば」の、雫が書いた物語が”猫の恩返し”聖司が読んでる”霧のむこうの不思議なまち”は”千と千尋の神隠し”の原作
「耳をすませば」とジブリ作品の関係性について、このトリビアはちょっとした誤解を含んでいます。それぞれの作品における関連性を整理してみましょう。
まず、「耳をすませば」で主人公の月島雫が書いた物語は、後にスタジオジブリで映画化された「猫の恩返し」の原案となりました。これは事実です。雫の物語は、バロンという猫のキャラクターを中心に、ファンタジーの世界が描かれています。
次に、「耳をすませば」で主人公の天沢聖司が読んでいる本として紹介されている「霧のむこうのふしぎな町」は、柏葉幸子さんの児童文学作品です。この本は、確かに「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督に影響を与えたと言われていますが、**原作ではありません**。宮崎監督は、この本からインスピレーションを受けたと語っていますが、直接的な原作という関係性ではありません。
つまり、正確には、
* 「耳をすませば」の雫の物語 → 「猫の恩返し」の原案
* 「霧のむこうのふしぎな町」 → 「千と千尋の神隠し」に影響を与えた作品
という関係になります。「耳をすませば」を深く掘り下げると、他のジブリ作品との意外な繋がりが見えてくるのが面白いですね。
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