「ワンピース」アメリカ版のサンジは煙草ではなく“棒付きキャンディ”を加えている
サンジ、愛すべきコックであり、ヘビースモーカー。しかし、アメリカ版「ワンピース」では、彼のトレードマークであるタバコが、なんと「棒付きキャンディ」に置き換えられてしまいました。
これは、アメリカにおける放送・配信規制、特に未成年者への喫煙描写に対する厳しい目が影響しています。子供向けアニメとして人気を博す「ワンピース」において、喫煙シーンはPTA(のような組織)や保護者からのクレームの温床となりかねません。
そこで、4Kids Entertainment(かつて「ワンピース」の北米版ローカライズを担当していた会社)は、苦肉の策として、サンジのタバコをカラフルな棒付きキャンディに“進化”させたのです。まるで、強面コックが実は甘党だった、というギャップ萌え設定を無理やり追加したかのよう。
この変更は、多くのファンから批判を浴びました。「サンジの魅力が半減した」「世界観を壊している」など、辛辣な意見が飛び交ったのは想像に難くありません。タバコが棒付きキャンディに変わっただけで、これほどまでにキャラクターイメージが変わってしまうとは、驚きですね。
もちろん、4Kids Entertainmentも好き好んで変更したわけではないでしょう。商業的な成功のためには、規制に準拠する必要があったのです。しかし、その結果、サンジはタバコをくわえるクールなコックから、棒付きキャンディを舐めるちょっと間抜けなコックへと変貌を遂げてしまったのでした。
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