「野球盤」の「消える魔球」は、巨人の星の人気にあやかって搭載された
**背景と文脈:**
「野球盤」は、エポック社(現:アガツマ・エポック社)が1958年に発売した、野球を模したアナログゲームです。数々のバージョンが存在しますが、特に人気を博したのは1970年代に登場した「デラックス野球盤」シリーズでした。
この時期、梶原一騎原作のスポ根アニメ「巨人の星」が社会現象とも言える人気を博していました。主人公・星飛雄馬が繰り出す魔球は、子供たちの間で憧れの的でした。
「デラックス野球盤」には、盤面の一部が沈み込むことでボールが見えなくなる「消える魔球」機能が搭載されました。これは、まさに「巨人の星」に登場する魔球をイメージしたものであり、子供たちの遊び心を刺激するギミックとして大きな話題を呼びました。
「消える魔球」の搭載は、野球盤の売り上げを大きく伸ばす要因の一つとなり、野球盤は国民的ゲームとしての地位を確立しました。
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