「ジョジョの奇妙な冒険」の、第5部の主人公ジョルノは女にするはずだった
「ジョジョの奇妙な冒険」第5部『黄金の風』の主人公ジョルノ・ジョバァーナが、初期段階で女性キャラクターとして構想されていたという話は、ファンの間では有名なトリビアです。
これは作者である荒木飛呂彦先生自身が、公式ファンブックやインタビューなどで語っている内容に基づいています。第5部連載開始前、担当編集者との間で「主人公を女性にする」というアイデアが出たそうです。
荒木先生は、女性主人公を描くこと自体には抵抗がなかったものの、ジョジョシリーズの伝統である「血統」や「宿命」といったテーマを女性キャラクターで表現することに難しさを感じたようです。
特に、ジョルノの出自、つまりジョースター家の血を引くこと、そしてディオ・ブランドーの息子であるという複雑な背景を、女性キャラクターに置き換えるイメージが湧かなかったと述べています。
最終的に、荒木先生は「ジョジョ」らしい物語を描くためには、男性主人公の方が適していると判断し、ジョルノは男性キャラクターとして誕生しました。
もしジョルノが女性だったら、物語はどのように展開していたのか? 黄金の精神を持つギャングスターを目指す少女の物語…想像するだけでもワクワクしますね。しかし、私達が知っている『黄金の風』は、ジョルノが男性であったからこそ生まれた物語なのです。
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