スティーブンキングはデビュー前、書きかけの原稿をものにならないとゴミ箱に捨てた。それをなにげなく拾って読んだ妻が「これ面白いわよ」と言った為完成させる。それがデビュー作「キャリー」
スティーブン・キングのデビュー作『キャリー』は、実はゴミ箱から拾われたシンデレラ・ストーリーのような誕生秘話を持っています。
キングは、高校でいじめられっ子の少女キャリーが、超能力を使って復讐するというアイデアを思いついたものの、物語の方向性を見失い、完成させる自信をなくしていました。
そこで彼は、書きかけの原稿を文字通りゴミ箱に捨ててしまったのです。
しかし、彼の妻であるタビサ・キングは、ゴミ箱に捨てられた原稿を偶然見つけ、興味本位で読んでみました。
すると、その物語の潜在的な面白さに気づき、「これ面白いわよ」とキングに伝えたのです。
タビサの励ましを受けて、キングは『キャリー』を書き直すことに決めました。
そして、彼女のサポートを受けながら、物語を完成させました。
1974年に出版された『キャリー』は、キングにとって初の商業的な成功を収めた作品となり、彼の作家としてのキャリアを大きく飛躍させるきっかけとなりました。
もしタビサがゴミ箱を漁っていなかったら…ホラー界の巨匠は誕生していなかったかもしれません。
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