芥川龍之介の龍は辰年辰月辰日辰刻に生まれによるものであり、 名前の漢字は竜より龍のほうを好んだ”
芥川龍之介の「龍之介」という名前は、彼が辰年(たつどし)、辰月(たつづき)、辰日(たつのひ)、辰の刻(たつのこく)という、すべて「辰」が重なる日に生まれたことに由来します。
旧暦では、年を十二支で数え、月も同様に十二支を当てはめます。日にも十二支があり、時刻も十二支で区切ります。芥川龍之介が生まれた明治25年3月1日午前8時頃は、まさにこのすべてが辰にあたるという、非常に珍しいタイミングでした。
「龍」という字は、「竜」の旧字体であり、より複雑で力強い印象を与えることから、名前に用いることを好んだとされています。これは、彼の文学的な性格や、作品に込められた力強さを象徴しているとも解釈できます。
ちなみに、「辰」は十二支の中で唯一の想像上の動物である龍(竜)を意味し、縁起の良いものとされてきました。そのため、芥川龍之介の生誕は、特別な意味を持つ出来事として捉えられていたのかもしれません。
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