ヘミングウェイはキューバのカストロ議長と釣り友達だった
アーネスト・ヘミングウェイとフィデル・カストロが「釣り友達」だった、というのは、少しばかり単純化された表現です。
ヘミングウェイはキューバを愛し、ハバナ郊外に「フィンカ・ビヒア」という家を構え、長年住んでいました。彼は釣り、特にカジキ釣りをこよなく愛し、その腕前はプロ級でした。
一方、フィデル・カストロは、1959年のキューバ革命で権力を掌握しました。
ヘミングウェイとカストロが直接親交を深めた、という事実は確認されていません。しかし、彼らが出会った記録は存在します。
1960年、ヘミングウェイは釣り大会のためにキューバに戻りました。この大会で、カストロはヘミングウェイに会っています。カストロ自身も釣り好きであり、大会に参加しました。
彼らは短時間言葉を交わし、カストロはヘミングウェイを称賛しました。ヘミングウェイはカストロに、自身の愛用していた銃を贈ったとも伝えられています(真偽は定かではありません)。
つまり、彼らは「釣り仲間」というよりは、「釣り大会で出会った、互いを認識し合う存在」と言うのがより正確です。ヘミングウェイはカストロの革命には複雑な感情を抱いていたとも言われています。
ヘミングウェイは1961年に亡くなりました。その後、カストロはフィンカ・ビヒアを博物館として保存し、ヘミングウェイの功績を称えました。
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