SF作家 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは、実験心理学で博士号を取得
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは、SF界を騒がせた異色の作家でした。その正体は、アリス・ブラッドリー・シェルドンという女性だったのですが、長らく男性名義で作品を発表していたため、男性作家だと信じられていました。
さて、彼女の経歴もまた異色です。実は、彼女は実験心理学で博士号を取得しているのです。1930年代、ジョンズ・ホプキンス大学で心理学を学び、博士号を取得。研究者としてキャリアをスタートさせました。
心理学者としての知識や経験は、彼女のSF作品に大きな影響を与えたと考えられています。人間の心理や社会構造に対する深い洞察、ジェンダーに対する鋭い視点などは、彼女の学術的なバックグラウンドがあったからこそ生まれたものと言えるでしょう。
ちなみに、ティプトリーというペンネームは、あるビールのラベルに書かれていた名前から取ったそうです。実にユニークな発想ですね。
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