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投稿日: 2020.05.08 最終更新日: 2024.05.18

トリビア(雑学)文学41 - 限りなく透明に近いブルー秘話 村上龍「限りなく透明に近いブルー」裏話

村上龍の「限りなく透明に近いブルー」の改題前のタイトルは「クリ●リスにバターを」

村上龍のデビュー作にして芥川賞を受賞した『限りなく透明に近いブルー』。
発表当時、その過激な内容と斬新な文体は、文学界に大きな衝撃を与えました。

しかし、この作品には、発表前に編集者との間で議論になった、別のタイトル候補が存在しました。
それが「クリ●リスにバターを」です。

この衝撃的なタイトルは、作品の内容、特に登場人物たちの退廃的で刹那的な性生活を象徴するものとして、作者自身が考案しました。
村上龍は、このタイトルに強烈な印象と、既存の価値観を破壊するような意図を込めていたと考えられます。

しかし、出版社(講談社)側は、当然ながらこのタイトルに難色を示しました。
露骨すぎる表現は、作品のイメージを損ね、読者層を狭める可能性があると判断されたのです。

最終的に、より抽象的で詩的な響きを持つ『限りなく透明に近いブルー』というタイトルに落ち着きました。
このタイトルは、作品の持つ透明感や、登場人物たちの心の奥底にある孤独感を表現していると言えるでしょう。

もし「クリ●リスにバターを」のまま発表されていたら、作品の運命はどうなっていたでしょうか?
文学史に名を刻む傑作として評価されたかどうか、想像するだけでも興味深いですね。
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