51都道府県にはそれぞれ代表する音がある。山形の音は、羽黒山のホラ貝。
日本の都道府県と音風景に関するトリビアですね。
このトリビアは半分正しく、半分誤りと言えるでしょう。
まず、「都道府県にはそれぞれ代表する音がある」という点について。これは、環境省が選定した「残したい日本の音風景100選」が関係しています。これは全国各地にある、地域固有の自然や生活文化に根ざした音を保護し、後世に伝えることを目的とした事業です。各都道府県から複数の候補が選ばれており、その中には地域を代表する音と言えるものも含まれています。
次に、「山形の音は、羽黒山のホラ貝」という点。羽黒山のホラ貝は、出羽三山信仰における重要な要素であり、修験者(山伏)が山中で法螺貝を吹く音は、荘厳な雰囲気を作り出します。実際に、羽黒山の鐘の音と法螺貝の音は「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。ですので、間違いではありません。
ただし、山形県を代表する音として、他に「最上川の舟唄」や「蔵王の樹氷の音」なども考えられます。ホラ貝の音は、山形県を代表する音の一つではありますが、唯一絶対というわけではない点に注意が必要です。
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