東京の桜の開花宣言の目安となる標本木は、大手町の気象庁の敷地内の木だったことがある。
東京の桜の開花宣言、その基準となる木は、かつて大手町にあった気象庁の敷地内にありました。
この「標本木」と呼ばれる木は、ソメイヨシノで、気象庁の職員が毎日、その開花状況を観察していました。
開花宣言は、この標本木に5~6輪以上の花が咲いた状態を目安に出されていました。
しかし、2010年に気象庁が千代田区北の丸公園に移転したことに伴い、標本木も北の丸公園内のものに引き継がれました。
長年、東京の桜の開花を知らせてくれていた大手町の標本木は、今はもうその役割を終え、静かに余生を送っていることでしょう。
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