岩手県の南昌山には雲がかかると絶対に雨が振るという伝説があり、天気予報よりも重要視される。
岩手県紫波町にそびえる南昌山(なんしょうざん)。標高848mのこの山には、地元で語り継がれる天気に関する言い伝えがあります。それは「南昌山に雲がかかると必ず雨が降る」というもの。
この言い伝えは、単なる迷信として片付けられるものではありません。南昌山の位置や地形が、気象現象に影響を与えやすいと考えられています。山頂付近は、水蒸気が凝結しやすく雲が発生しやすい条件が揃っており、雨雲が近づく前兆を捉えやすいのです。
地元の人々は、昔からこの言い伝えを生活の知恵として活用してきました。天気予報が発達した現代においても、南昌山の雲の様子を見て、洗濯物を干すかどうか判断したり、農作業の予定を立てたりする人がいるほど。まさに、自然と共存する暮らしの中で培われた、生きた知識と言えるでしょう。
ただし、科学的に厳密な検証がなされているわけではありません。あくまで、長年の経験に基づいた言い伝えとして理解する必要があります。
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