イギリスでは9世紀、自殺未遂をして生き延びてしまった人は犯罪者として絞首刑にされていた。
**トリビア詳細:**
9世紀のイギリス(アングロ・サクソン時代)において、
自殺未遂は深刻な犯罪と見なされていました。
当時の社会では、自殺は自己の財産を
王に奪わせる行為と解釈されていたためです。
(現代の感覚からすると、ちょっと理不尽ですね。)
自殺を未遂に終わらせた場合、
本来失われるはずだった財産を保持したまま
生き延びた、と見なされました。
これは王に対する「詐欺」行為であり、
結果として犯罪者として処刑される可能性があったのです。
つまり、
「死に損なった」だけでなく、
その罪で文字通り「お縄」になる、
という悲劇が起こり得たわけです。
この厳しい扱いは、
社会全体の秩序維持と
財産保護の観点から行われていたと考えられます。
(もちろん、現代の価値観では受け入れられません。)
ただし、
自殺未遂者の処刑が実際にどの程度行われていたか、
具体的な統計データは残されていません。
あくまで当時の法制度と社会通念を示す逸話として捉えるべきでしょう。
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