東京では白ネギが一般的で、緑色の部分は捨てるものだと思っている。
東京を中心とする関東地方では、一般的に白ネギ(根深ネギ)が好んで食べられます。この白ネギは、白い部分が長く、太いのが特徴です。
一方、関西地方では青ネギ(葉ネギ)が主流で、緑色の葉の部分を主に食べます。
東京で白ネギが普及している背景には、江戸時代にさかのぼる文化があります。当時、将軍家があった江戸(現在の東京)では、白ネギの白い部分が好まれ、武士の間では「首を長くして待つ」という意味を込めて縁起物として扱われたという説もあります。
そのため、白ネギの白い部分を食用とし、緑色の部分は硬く、風味も異なるため、捨てられる傾向がありました。
ただし、現代においては、食に対する意識の変化や、食品ロスの削減意識の高まりから、白ネギの緑色の部分も無駄にせず、スープや炒め物などに活用する家庭が増えています。
また、近年ではスーパーマーケットなどでも、白ネギの緑色の部分も一緒に販売されていることが多く、その栄養価や風味が見直されています。
つまり、「東京では白ネギの緑色の部分は捨てる」というのは、必ずしも現代の東京全体に当てはまるわけではなく、過去の習慣や食文化に由来する傾向と言えるでしょう。
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